理事長挨拶
日本美容外科学会理事長就任のご挨拶
この度、梅澤文彦前理事長の後を受け理事長に就任しました保志名勝でございます。
梅澤先生は32年の長きにわたって、美容外科学会はもちろんわが国の美容外科の発展のために一方ならぬご尽力をいただき、その大きなご功績は誰もが知るところであります。
私は、昭和57年に十仁美容整形に入職以来20年間、梅澤先生の下で、美容外科を一から勉強させていただき、美容医療の精神を叩き込まれました。その後も公私にわたりご指導いただいて今日に至っております。学会には35年間学会員として、また理事として携わってまいりました。先生には到底足元にも及ばない未熟者でございますが、皆様のご推挙で身に余る大役を仰せつかりましたからには、全力を尽くして、美容外科学会の発展に貢献してまいりたいと決意しております。
さて、当学会は昭和41年、当時の文部省から認可いただき設立以来48年間 公益財団法人 日本美容医学研究会として運営されてまいりましたが、平成25年、法改正に伴い一般社団法人日本美容外科学会として新たにスタートしました。財団の委託を受け権利業務関係の一切を一般社団法人日本美容外科学会が継承するものとします。
現在は、約1000人の会員により運営されております。
昨今の日本美容外科学会を取り巻く情勢は厳しく、特商法、医療広告、二つの同名の学会、専門医制度、事故調査委員会問題などを中心に山積しています。
そのために理事の先生方と力を合わせ、会員皆様のご意見に耳を傾けながら日本美容外科学会を、ゼロベースで改革し、発展させてまいりますので、一層のご支援ご協力をお願い申し上げます。
終わりに、われわれ美容外科学会員は、美容医療ニーズの多様化や標榜医療機関が直面する課題に多面的な解決を図るため、継続した研修と実践を重ねながら、患者様の満足のため安心安全を希求しながら実践していく姿勢が基本であると考えております。
そして、美容医療は患者様を幸せにする幸福医学であるという根本精神と「一党一派や人種、宗教、国籍などに偏ることなく」という大原則のもと、健全な美容医療の発展こそがより良い社会づくりへと繋がることを確信し、たゆまぬ努力を傾注し、学会活動を展開してまいります。
平成29年3月
日本美容外科学会 理事長
保志名 勝
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